なめらかな食感が特徴のラ・フランス。日本なしとの大きな違いは食物繊維の量で、ラ・フランスの方が日本なしより2倍多く含まれます。
ほとんどが水分、その他、ショ糖・果糖・ブドウ糖・リンゴ酸・クエン酸・アスパラギン酸・カリウムなどを含みます。
消化吸収のよいショ糖、果糖は病中病後の体力回復を助け、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸には、体の代謝活動を促進し疲労を回復させる効果があります。また、体内の余分な塩分を尿とともに排泄してくれるカリウムも比較的多く含まれるので、高血圧の予防にも効果が期待できます。
また、タンパク質分解酵素のプロテアーゼを含むので、ラ・フランスは肉料理の後のデザートにもお勧めです。日本なしの2倍ある豊富な食物繊維は、整腸作用とともに血中コレステロールを下げる作用も期待できます。さらに糖アルコールの一種であるソルビトールには、整腸作用、咳やのどの炎症を鎮める働きがあります。
<見極めのポイント>
肩(軸の周辺の盛り上がったところ)を軽く押して、耳たぶくらいの柔らかさになれば食べ頃です。 他の西洋なしと違い、皮の色はほとんど変わりませんので注意しましょう。